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書籍紹介
詩歌
キーツの想像力―妖精・牧歌
著者 | 髙橋雄四郎 著 |
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妖精のイメージと牧歌の表現形式を意識する視点からキーツの想像力を理解し、その独自の想像力はどのような衝動を核にして展開してきたか、そのプロセスはどのような形式をとり、どのような結実をもたらしたかを確認する諸論考を中心に「宮沢賢治の妖精」(書き下ろし)を加え、「イギリス風景画論」を併録。
判型・頁数 | 四六判上製・258頁 |
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定価 | 本体2,500円+税 |
ISBN | 978-4-7553-0282-4 |
出版年月 | 2015年5月 |
目次
第一章 キーツと妖精・牧歌
1. 「つれない美女(たおやめ)」
2. 「四妖精のうた」―地水火風
3. 宮沢賢治の妖精―自然観
4. 「夜鶯鳥(ナイティンゲール)に寄せる賦(オード)」―想像力と牧歌
5. 「秋の賦(オード)」―幻の牧歌
第二章 審美主義の系譜
1. キーツ、ワイルド、ペイター
2. 「憂鬱の賦(メランコリーオード)」
3. イェイツとキーツ│『鷹の井戸』と『ハイピリオン没落』
第三章 イギリス風景画論
―ロマン派の詩人と風景画